アイツと私の世間事情
いつも通り学校に着き、いつも通り席に行くと、何故かそこにはふんぞり返りながらこちらを睨んでいる女の子がいた。
「あら、初めましてねぇ」
和田 美奈子(ワダ ミナコ)
私よりひとつ上の先輩で特徴的な口調と上でまとめた茶色の髪の毛がトレードマーク。
「突然だけど、ちょっと良いかしらぁ?」
有無を言わせぬ口調でまくしたてる先輩に押され、私達はバタバタと教師から出て行った。
*・。*゜・。・o゜・。*゜・。・o*゜・。*゜・。・o*゜・。*゜・。・o*゜・
「ここなら安心かしらぁ?」
先輩に連れて来られたのは今は使われていない第二家庭科室だった。
…これ、絶対あれだよね「中島君になれなれしいのよ、ブスのくせに!」
って感じのやつだよね。
中学の時に何回かあったよ懐かしいよこんちくしょー。
「あのねぇ、貴方に頼みがあるのぉ」
…きたぁぁぁぁぁぁぁ!
「は、はいなんでしょう?」
「私の恋の手伝いをしてくれない?」
なるほど、そういう作戦か…
つまりは私が中島に手出し出来ないようにしたい訳だね、しかし残念私は中島に興味が無いんですよ先輩。
「は、はいもちろんです!」
「よかったぁ、断られたらどうしようかと」
ニコニコと笑みを浮かべる先輩は本心から嬉しそうだ。
「で、誰の事が好きなんですか?」
…まあ、大体わかるけど と心の中で付け足しながら私は先輩に聞いた。
「あ、あのね、私より一個下で…笑顔が可愛くて、眼鏡が似合ってる…」
「たっ、高野 翼が好きなの! 」
「あら、初めましてねぇ」
和田 美奈子(ワダ ミナコ)
私よりひとつ上の先輩で特徴的な口調と上でまとめた茶色の髪の毛がトレードマーク。
「突然だけど、ちょっと良いかしらぁ?」
有無を言わせぬ口調でまくしたてる先輩に押され、私達はバタバタと教師から出て行った。
*・。*゜・。・o゜・。*゜・。・o*゜・。*゜・。・o*゜・。*゜・。・o*゜・
「ここなら安心かしらぁ?」
先輩に連れて来られたのは今は使われていない第二家庭科室だった。
…これ、絶対あれだよね「中島君になれなれしいのよ、ブスのくせに!」
って感じのやつだよね。
中学の時に何回かあったよ懐かしいよこんちくしょー。
「あのねぇ、貴方に頼みがあるのぉ」
…きたぁぁぁぁぁぁぁ!
「は、はいなんでしょう?」
「私の恋の手伝いをしてくれない?」
なるほど、そういう作戦か…
つまりは私が中島に手出し出来ないようにしたい訳だね、しかし残念私は中島に興味が無いんですよ先輩。
「は、はいもちろんです!」
「よかったぁ、断られたらどうしようかと」
ニコニコと笑みを浮かべる先輩は本心から嬉しそうだ。
「で、誰の事が好きなんですか?」
…まあ、大体わかるけど と心の中で付け足しながら私は先輩に聞いた。
「あ、あのね、私より一個下で…笑顔が可愛くて、眼鏡が似合ってる…」
「たっ、高野 翼が好きなの! 」