神聖魔法団【上】



しばらく経って黎兎が落ち着いてきた。






「わりぃ、足がすくんで立てねぇから肩貸してもらっても良い?」





「いいよ」








私と黎兎は立ち上がり、鞄を持ち家まで帰った。








家に帰ると誰もおらず黎兎を部屋へと運び、







水を台所から持って来て、渡した。








「ふぅ、悪かったな」






バツが悪そうな顔をする。








「そんなことないよ。私の方こそごめんね」







「もう謝らなくて良いよ」




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