神聖魔法団【上】
「数が多いと状況が把握できないな・・・」
雷もやっぱりそれが気がかりのようだ。
「私もそれ思った。
皆がどんな状況なのか分からないから怖い」
もし気付かない内にやられたりでもしたら・・・。
私は頭を振る。
ダメ、そんなことは考えない。
「周りに気にかけながら戦うと自分が危なくなる・・・。
なかなか難しいな」
先生が顎に手を添え考える。
「今回は風雅が声を上げてくれたから気付けた訳だもんね」
「僕、瑠雲が助けに来てくれなかったらどうなってたんだろう・・・」
風雅の顔が曇る。
「私が叫ぶ」
天音の声に皆が振り返る。