神聖魔法団【上】



俺は一か八かに賭けてみることにした。





「涯!俺に着いて来い!」





涯は何が何だか分からない表情をしていたが




俺の顔を見て何かを思ったのか頷いてくれた。





「おい!ズローとその分身!
お前らなんて相手にならないくらい弱いな!
悔しかったらこっちに来い!」





俺の言葉が頭にキタのかもの凄い形相で追いかけてきた。







こわ・・・。






ちょっと引いたが涯と共に皆がいない奥の方におびき寄せた。






「お前ら、コイツらを殺すなん!
なにがなんでも殺るなん!!」





ズローの言葉に分身が動く。





俺は戦いながら涯に作戦を話す。





「危ないかもしれないけど、これしかない。
一度に倒す方法は」




涯は少し考えていたが



「やってみよう」



手伝ってくれるみたいだ。




< 309 / 347 >

この作品をシェア

pagetop