Sunshine love
トイレから戻ると、諒くんは、既にクレープのお店の地図を見ていた。
私の予定では、少し迷うつもりだったのに。少しは時間を食わなくてはね。
「私、場所分かるので、着いてきてくださいねー。」
「おっ、頼もしいねー。」
クレープに行くのに、お化け屋敷の近くを通らず、割と遠回りな道を考える。よし、大丈夫だ。
「こっち!」
なんとかごまかせてる?
でも、あくまでも、遠回りだから、着いてしまう。
私はイチゴチョコカスタード。諒くんは、バナナチョコだ。
おいしい!!やっぱり、食べたかったんだよね!
あっ、たこ焼きだー。食べたい。
「ちょっと、待ってて!」
たこ焼きを買う列に、並ぶ。
「ちょい、待てよ!」
食べ物が絡むと聞こえないもん。あくまでも、内心でだが、かわい子ぶりっ子してみた。我ながら、気持ち悪い。
クレープとたこ焼き、あと、焼肉バー、きゅうりの浅漬けも食べたいかも。アイスも。
たこ焼きを手に入れた。諒くんに、連絡するすべがないな。まー、いっか。
私、いろいろ食べたいし。
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