ケータイ小説『ハルシオンのいらない日常』 著:ヨウ
「俺ら、同じ中学だったじゃん」
「そうでした? すみませんが、ちょっ と分からないです」
「クラスは違ったけど、よく一緒に帰っ たりしてた」
そう言われても……。中学時代、こんな 知り合いいたっけ?
私の態度を見てしびれを切らしたのか、 彼は購入したアルバムにはちっとも興味 を示さず、カウンターに両手をつきこち らに身を乗り出した。
「じゃあ、ヒントな! 『空(そら)部 (ぶ)』」