恋愛学園


「それでは、女子のみなさんは今から10分の時間あげますので自由にお逃げくださ~い」


というとどこからか先生が現れてグラウンドに大きな笛の音を響かせる。



走るのは得意だし、青に負ける気はない。てか、負けたくない。



「……芹那ちゃん、逃げないの……?」



私がガッツポーズをして、火をメラメラと燃やしていると下から声が聞こえてそっちに目を向ける。



「……あっ、憂。逃げるよ!絶対、青なんかに捕まんないから!憂も佐藤くんから逃げるの?」



「うん!なんか、ももちゃんすごく楽しそうにしてたし頑張るの!」



うん、やっぱりこのカップル可愛い。



「早く、逃げないと時間経つよ?めんどくさいけど」


「柊花も本気で逃げるの?」


今度は、憂と喋ってると背後から聞こえた声に振り返るとめんどくさそうに綺麗な顔を歪めている柊花がいた。




「うん、豹に捕まるとめんどくさいし。それに、豹の言葉に頬赤らめるとかないから」




私と一緒だ。
まぁ、豹には捕まりたくないよね。
柊花はいつも捕まってるように見えるけど。




「……よし、じゃあ行こっ!」




タイマーを見ると結構時間が進んでいて急いでわたし達は憂を引っ張りながら走った。




てか、このグラウンド広すぎない?
どこまで逃げればいいんだか。





「はーい、それではまだ10分経って無いですけど野生のオスたち離しまーす。女子のみなさん、ファイツ!」





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