恋愛学園



「……っ……えっ!」


「あっ、芹那……」


右側に柊花がいるとして、女子がぶつかってきたのは左側だ。
私の体制が右に傾く。
やばい、柊花が危ない!



「……ったっ!柊花、ごめん!」



右側にいる柊花の腰に腕を回して私の体が下になるように倒れる。
人が上に乗ってるわけで、衝撃はそれ相当ですごく痛かった。
青もさっき、こんな痛かったんだ……。



「……芹那!?」



上からは突然のことで驚いたらしく柊花の驚いた声が聞こえた。



「……だ、大丈夫……。ほら、すぐに追い掛けるから柊花は先に逃げてて!」




柊花にそう言うと柊花は縦に頷いて、ある方向に真っ直線に走り出した。
よし、あの方向を追えたら追おう。



「……でも、いったぁ……そして、やばっ」



倒れるときに右足を捻ってしまったらしく痛くて走れなかった。
そして、さっき追ってきた男子たちがまだ追っていたらしくすごく近くにいた。



倒れたとこが少し段差で少し壁が出来ていてそこに寄りかかって居なくなるのを待った。




「……早く、いなくなってよ……」




小さく呟いたつもりが声がなんで、こんなにも響くのか文句言いたいぐらいだ。
なんだか、少し大きく響いていたらしく男たちがこっちに来る。




う、嘘でしょっ!
なるべく壁に寄りかかって隠れるようにしていたけど、男の手が伸びてくる。




「…………っ!い、嫌だっ!離してっ!」




目を閉じて私の腕を掴んできた男に暴れるように腕を思いっきり揺らす。
でも、大きな手は離れなくて。




知らない男子にビンタするなんて嫌っ!


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