恋愛学園
「ねぇ、見られてるし視線痛いから離して!」
保健室は1階にあるらしく青にお姫様抱っこされたまま3年のお姉さま方の教室の前を通っている。
そして、さっきからすごく視線が突き刺さって痛い……。
「怖かったら、しがみついていいんだよ?」
「嫌、話聞けって。下ろせって言ってんだけど?」
「その足じゃ歩けないでしょ。強がりだな芹那ちゃんは」
視線が突き刺さって痛いのと足が痛いのだったら私は、足が痛い方を我慢してでも取るよ。
「もうすぐで着くしね」
てか、青のこんな細い腕のどこに私を持ち上げる力があるんだろう?
「そんなに、見つめられると照れるんだけど?」
無意識に青を見てると青がチラッと私を見て感情が一切詰まってない言葉を口にする。
絶対、思ってないよこいつ。
「……あっ、芹那さんと杜川くん」
「…………」
もうすぐで保健室という所で後ろから呼び止められる。この声、私知ってるよ?
青もわかったらしくその声をガン無視して歩みを止めることなく保健室に向かう。
「……杜川くん、先輩を無視はないんじゃないですか?」