恋愛学園



「……自覚ないね。芹那ちゃんには、何に見えてるか知らないけど俺、男だよ?」


いや、青が男なぐらい見ればわかるんですけど。バカにされてる……?
てか、自覚ないってなんの?



「青……何いっ……!?」



私の言葉を遮るようにいきなり青が私の手を掴んでそのまま後ろへと押し倒される。
倒れた私の視界に広がるのは私の上に乗っている青の顔だった。



「……ねぇ、ホントにわかってる?」



青を押し返そうとしようとした両手を青は片手で掴んで私の頭の上に固定して、私の耳元でそう囁く。
待って、片手なのになんで取れないわけ?



「……ちょっ、ふざけるなっ!」



「ふざけてないよ?自覚のない芹那ちゃんが悪いんだからね」



「…………っ!!!!」




そう言うと何故か青の顔が至近距離まで迫ってきていて目を思いっきりギュッと瞑ってしまった。
無理でしょ、青の顔があんな近くにあんのに開けたままなんて……。




「……無自覚過ぎる芹那ちゃんへのお仕置き……」




なんなの、その変な罰ゲームみたいなやつ!
私が何の無自覚だっていうのよ……。
無自覚だったとしても、青に関係ないのに……なんでこんなことされなきゃいけないのよ!




青の息が顔にかかる。
青の顔がすごく近いことがそれだけでわかる。
青との距離が縮む度に私の胸が何故だか大きく高鳴っていて、すごくうるさかった。




なんで……こんなにうるさいわけ?




「……えっ、いたっ!?」





何故か、鼻に痛みを感じて目を開けるとそこには何故か満足そうな青の顔があった。



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