嘘つき、でも騙されてあげる
卓斗東京へ行く事はもう決めたんだね。



もうどんなに私が反対しても駄目なんだね。



卓斗の顔を見れば分かる。


だから私はもう止めたりしないよ。



遠く離れてしまうけど私たち別れるんじゃないよね。


もう会えないんじゃないよね。



私は泣きながら、「卓斗遠く離れてもずっと好きでいるから。


例え会えなくても卓斗の事ずっと好きでいるから。」


卓斗は暫く何も言わなかった。



俺はここでどうしても言えなかった。



だから俺はつい、「夢花必ず連絡するから待ってて。」



小林さんとの約束を破ってしまった。



夢花にどうしても別れを言えなかった。





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