嘘つき、でも騙されてあげる
真南の結婚式当日、私は雅彦さんに買ってもらったブルーのドレスを来た。



首には雅彦さんにもらったネックレスに、卓斗からもらった指輪を通したものをつけた



髪は自分でアップにして、アレンジして花を飾りにしてみた。



ママが鏡に映る私も見て花嫁さんみたいに綺麗ね。



卓斗こんな夢花見たらびっくりするかなぁ。



「ママは卓斗と夢花が一緒になってほしいな。」



こればっかりは本人しだいだから。



いくら私が思っても無理。


私はパパに送ってもらい結婚式会場へ着いた。



まず真南に会いたくて、花嫁の控え室を探した。



少し早く来すぎてしまった。



エレベーターに乗り五階まで行く、



長い廊下を歩きながら、控え室を探した。



控え室を探していたから、あまり前は見ていなかった。



思い切り人にぶつかってしまった。



「きゃー!ごめんなさい前見てなくて。」



相手は何も言わない。



私は相手の顔を見た。



そこにいたのは卓斗だった。




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