嘘つき、でも騙されてあげる
卓斗が秀輝をいきなり殴った。



『野中さん目を覚ましてくれよ。



夢花は物なんかじゃないんだよ。



あなたは立派大人でこの世界では有能な人だ。



夢花の事は諦めてくれ、



夢花を愛しているなら彼女の幸せを考えてほしい。



俺は彼女と幸せになりたい。


あなたが俺たちの邪魔をしても、



俺と夢花は一緒になることが運命なんだと思う。



俺たちはもう離れてる事なんて出来ない。



二人の気持ちは強い絆で結ばれている。



もう離れられない。』



卓斗が私を抱き締め、秀輝の目の前で私にキスをした。





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