Angelic Heart 【教師×生徒の恋バナ第二弾】
「カズ…さん。」



声に出したら、恥ずかしいような、くすぐったいようなカンジがした…。



けど、そのうち慣れるものなのかな?



そんなこと考えてたら



「アンジェには、愛称よりも本名で呼んでいただけると、もっと嬉しいのですが…。」



「えっ?」



私が声をあげると、坂下が眉をひそめた。



「まさかとは思いますが、私の名前をご存じでない…と?」



「さかした・かず…でしょ?」



“和”という漢字で、他にどう読めと?



それに、院長だってそう呼んでたから間違いないと思ってたけど…。



坂下はため息をつくと、私を抱きしめる腕を解いた。



「自分のクラス担任の…しかも、好意を寄せていた相手の名前も知らないとは…。」



「えっ、違うの!?」



「残念ながら…。

申し訳ありませんが、萎えてしまいました。」



ベッドから降りようとする坂下に、後ろから抱きついて甘えた。



「たっぷり期待させといて、ヒドいよ…。」



「酷いのは、私ですか?」



うっ…。



「ごめんなさい…。」



坂下は私の方に向き直ると、耳元で囁いた。



「名前はヒトシと読みます、覚えてください。」



坂下は私の耳を甘噛みすると、ベッドに押し倒した。










< 193 / 243 >

この作品をシェア

pagetop