姫様参上!
「ふふっ……!
これを利用すれば色々できるな……」
パシリとかパシリとかパシリとか……
「そうだ……彗月をパシらせよう!」
うふふ………降参せよ!彗月!
私が階段を降りようとすると、誰かとぶつかった。
「ふぉっ⁈」
「あ、まなちゃ「ちーひーろーちゃんっ」
ーービクッ!
ちーちゃんの肩が上がった。
そして、震え出した。
階段の下で笑っている女の子。
あれ………どっかで見たな……
確か………A組だった気が……
「あ!桜庭さん!」
「え……美村さん……」
「どうしてこんな所いんの?
ここ、2年の階だよ?」
「えっ、いや……なんでも…ない。」
それにしてはなんかおかしい気が……
「ま、いいや。
じゃあちーちゃん、行こっ!」
「う、うん……」
ボソッ…
「死ねばいいのに……」
桜庭さんが言った言葉を、私は聞き逃さなかった。
死ねばいいのに?
誰が?
私は、心に疑問を抱きながらもちーちゃんに笑顔を見せた。