姫様参上!
放課後、ちーちゃんと一緒にクレープ屋に行った。
で、今ここ。
「うまぁ〜〜♡」
「でしょ?
私ね、もう常連。」
嘘だろ……
ちーちゃん何回行ってんの?太るぞ?
「私ねー、もう美味しい物食べれたらどんなことされてもいいやっって思ってるんだ。」
「は?」
「あのね。
私……やっぱいいや。」
なんだよ。
そこまで言うなら焦らすなよ。
「言って。」
私は、真剣な目でちーちゃんを見た。
「ムカつくんだよね、お前は。
隣でいるだけでイライラする。」
え、何言っちゃってんの。
ちーちゃんイカれちゃった?
嘘、マジで?
「マジで迷惑。
今まで仲良くしてたのも、恩を返すためだからで、別に好きだからとかそんなんじゃないから。」
「馬鹿だろちーちゃん。」
「私はいつでも真面目だけど。」
ーーパァン!!
私はおもいっきり、死にそうなくらいに手に力をこめてちーちゃんの頬をぶった。
なんだこれ。超快感。
ウヒャハハハッ(爆笑)
「なにすんだよ!」
「何年親友やってると思ってんだよ。
そんな見え見えな芝居されてもなぁ、結果ぐらいわかるっつーの!」
「…………まなちゃん。」
「なんで嘘言った。」
「それは……………言えばまなちゃんが心配するから……」
「心配するのは親友だから。
それくらい考えろよ、馬鹿。」
「でも…………」
ちーちゃんは少しためらったれけど、深呼吸をして言った。