姫様参上!

ーー5時間経過ーー



「だからなぁ〜!
ここは絶対に水色を主張しないとバランスが取れないって言っただろ?」



「別にアンバランスでも良いではないか!面白いんだからさ!」



はい。言い合いになってます。



「面白いとかの問題じゃねーんだよ!
どれだけ客を寄せられる外見にするかが重要なんだろ?!」



「だから面白いのがいいじゃん!
チョコレートの看板をなんで水色にしなきゃいけないのじゃっ!」



喋り方おかしいぜ俺。


え、俺?男?え?え?



「よし、じゃあこうしよう!
こっちが水色でこっちがチョ「やっほー」



………なぬ!?



「今の声……誰?」



「え?いやぁ……知らない人?」



健太だよ!普通に知ってるよ!てか超仲良いよ(一応)!



「知らない奴がなんでお前の家来てんだよ。おかしいだろ。」



「ま、まぁ気にしないで!
あ、私1度見てくるから!」



私はそう言って部屋のドアを開けると、急いで階段を下りた。


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