姫様参上!

「おい。愛海。
こいつ誰?」



とうとう来ちゃいましたよ。

自己紹介ターイムが。



「えっとね……そいつの名前は神崎 健太。で、私の元お手伝いさん?です。」



「元じゃねーよ。今もだよ。」



「て、手伝い係がいるのか……?」


おい、そこビックリするなよ!

今の状況考えろよ!



「お前知らねぇのか?
まなりんは美村株式会社の社長令嬢なんだぞ?」



「あっ!ちょっと!
それは言わなくていいのに……!」



もう!余計な事言うなよ馬鹿!



「嘘………だろ?」


もういいや。

言っちゃえ!



「本当だよ。
私、美村 愛海は、美村株式会社の社長令嬢で、次期社長。」



「マジかよ……じゃあ俺はそんな奴の店の事に口出ししてたのk「ちがーう!」



「は?」



「それは気にしなーい!
私が社長令嬢だからって、口出ししちゃいけないルールなんて存在しないから!」


「でも……」



「それに、色々アドバイスくれたおかげで、まだ途中だけど……私だけで考えた時よりももっと良い物になったから!」


そうだよ……


彗月がいなかったら、あのままのデザインで行ってたから。


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