姫様参上!
ダメだって!
私の部屋には彗月がいるのに……!
「待てよ!」
私は、急いで健太を追いかけた。
だけど遅かった。
もう少しで……というところで、健太は私の部屋のドアを開けたのだ。
終わった……
「おい。誰だよお前。」
もうダメだ。
キレた健太を止めることは、誰にもできない。
だから放っておくんだ。
面倒な事は極力避けたいタイプなので。
「つかお前こそ誰だよ。」
「あぁ?誰に向かってそんな事言ってんだよゴラァ!」
はい。元ヤン出たー。
健太は、中学と高校時代はヤンキーやってました。
ま、私には超優しかったんだけど。