ルシアと魔法学校
Ⅲ
入学式が終わってリリコと一緒に教室に向かった。
「ルシア、貴女、新入生代表の言葉を言うなんて。成績がどこの学科よりも優秀なんて。」
「うちそんなに頭良くないよ。」
そんなことを話していたら、先生が入ってきた。
「ほらー席ついてー。」
な、なんかゆるいな。
「これからホームルームはじめるねー。あっ、僕の名前は川ノ瀬ナル。よろしくねー。じゃあ今度は君たちが自己紹介しようか。」
それから、一人一人自己紹介する時間がはじまった。
すらすらすすんでいくうちにリリコの番になっていた。
.
