隣に座っていいですか?これはまた小さな別のお話
次の日
父と娘は
ダイソーへGO!
100均で全て揃うらしい。
ありがとうダイソー。
あなたは私達の救世主。
帰ってきたら
すぐさま二階の仕事部屋へ行き。
しばらく
下に降りて来ない。
相川さんからもらった
メロンを切りながら
落ち着かない私。
どうした?
できるのか?
大丈夫か?
こっそり二階に上がり
メロンを持って
様子を見ようと
部屋を覗くと
あらあら
すごい真剣。
お父さんの方が張り切ってる?
真面目な顔の紀之さんも
イケメン……いや、そこじゃなくて!
桜ちゃんは一生懸命に丸いチップのような物に、絵を描いて色を塗る。
それが例の
妖怪ウォッチの中に入る
妖怪メダル?
隙間からジッと見てると
気配を感じたのか彼が私を見て、にっこり笑う。
覗きがバレて恥ずかしく
扉の隙間からメロンを彼に手渡し。
邪魔したら悪いから
下で待ってよう。
桜ちゃんの顔をもう一度見ると
やっぱり真剣。
オレンジの猫とか書いてるのかな。
ドラえもんとキティちゃんなら私も描けるんだけど、それじゃダメか。
ピカチュウ召喚!
あれはゲットだぜ!……か。
ドラえもん召喚したいなー
どこでもドアで南の国へ行きたい
などと
大人になると邪心が止まらん。
大人しく
桜ちゃんの完成を待とう。
頑張ってね。