シークレットプリンセス〜川崎隆弘編〜
「大切な人…。かな?」
「えぇー?!
ショックー!」
「ちょっと!
隆弘さん!
違います!
親戚です!」
私は慌てて訂正する。
「でもね。
彼女の鼻唄は凄いんだよ?」
「鼻唄?!」
「ちょっと!」
「彼女といると
新しいことに挑戦してみたくなったんだよね〜。
だから
彼女は大切な人。」
新しいことに挑戦…?
「なんだ〜。
彼女じゃないんですね。
ホッとした。」
スタッフさんが言う。
すると
ノックの音が聞こえる。