シークレットプリンセス〜川崎隆弘編〜
「隆弘さん。
声…。」
「まだ
喋るのがキツイけど…。
ゆめが
危ない目にあってるのを見たら…。」
隆弘さんは
私を抱きしめる。
「隆弘さん?!」
「ゆめ。
危ない目にあわして…。
ごめん…。」
かすれた声で隆弘さんは言う。
「おいおい。
イチャイチャするな…。」
隆弘さんは
その人をギロリと睨む。
「隆弘らしくないな〜。
いつも
女の子に余裕だったヤツが。
ゆめちゃんを誘拐したとかなんだかと言う意味不明な羅川からの電話で慌てて指定された場所へ行くからビックリしたよ〜。
ね?
ライト?」
「…。
確かに。」
そこには
いつものメンバーがいた。