溶ける温度 - Rebirth -

よ、よし…。ここで何分も立ち往生しても仕方ない、心に決めてドアノブに手をかけようとしたその瞬間、あくはずもないドアが、逆側からあいた。


「何分立ってんだお前」

「え、…なんで、見てたの!?」

「厨房の小窓から見えんだよ」

「嘘…知らなった…」

「ほら、さっさと入れ。10時回ったら遅刻扱いにするからなー」

「……おはようございます」

< 141 / 162 >

この作品をシェア

pagetop