隣の悪魔はご機嫌ナナメ




そんなことを考えながら、ふう、と息を吐く。



少しは思ってたんだけどな。



ご飯のあとになにも言わずにあたしの部屋にきたのは、何かを話してくれるためなんじゃないかって。



ーーーまだ、なにも聞いていないから。



だけどふたりになっても特に何もなくて。



勝手に期待して勝手に落ち込んで。
ばかみたいだなあ、あたしって。



そう考えたらキリがなくてまた落ち込んで。



負の連鎖だ!考えるのをやめなきゃ!



< 109 / 302 >

この作品をシェア

pagetop