雨が降ったら恋の予感

蓮は、私と同じ歩幅で歩いてくれる。

そんなさりげないところから、蓮の優しさが伝わった…


「蓮、彼女いる?」


蓮は、優しくて爽やかでイケメンだから結構モテる!

いつ彼女が出来ても、おかしくない…

むしろ、彼女がいない方がおかしいくらい。


「いねーよっ!第一、俺は好きな人いるし。」


え⁉

好きな人、いたんだぁー!

もしかして、詩音だったりしてー…


「好きな人いるんだったら、もっとアタックしなきゃだよ!じゃないと、振り向いてもらえないぞ?」


その瞬間、蓮は私の肩を引き寄せ、抱きしめた…


「どう?ちょっとは振向いてくれた?」



え?


蓮の好きな人って、私?



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