雨が降ったら恋の予感


マジですか?


やばやば…



「冗談だよ。叶華はいつも反応が面白いな!いじり甲斐があるよ…」


なっなんだ。

私の勘違いか!

自意識過剰も程々にしなきゃっ…


「あのさ…そろそろ、離してくれない?さっきから、ずっと抱きしめられてる状態なんだけど。」



「あぁ。ごめん…」



その瞬間に蓮の手が緩んだ…



「本当は、まだ離したくなかったな…」


蓮が何か言っていたが、小さくて聞こえなかった。


「え?何か言った?」


「あっ。いや、何でもない…」


あっという間に目の前に家があった。



「じゃぁ、バイバイ!送ってくれて、ありがとー。」



蓮に挨拶をして、家に帰った…
< 38 / 47 >

この作品をシェア

pagetop