まりあ pv数1000000(祝)御礼企画 ~短編小説~
今だ目の前で繰り広げられている二人のやり取りを見て、私は呆れた顔をしながら眺めていた。
それから暫くして、視線をカーテンの開いている三十階建てマンション最上階から見えるネオンへと向ける。
今日も敦さんはまた、いつもの言葉を言うのかな?
「しょうがねぇから今日は、泊まって行ってやるよ。兄ちゃん」
やっぱり言った---
いつも言う、お決まりのセリフを言った敦さんに裕也さんは苛立ちを顔に滲ませながら口を開いた。
「この前も泊まって行ったじゃないか。…今日は帰れ」
「えーッ…?!…一人寝は寂しいじゃん」
「か・え・れっ!」
「お・に・い・さ・ま?」
「か・え・れっ!!!」
「…分かりましたよ」
あれ?
珍しく帰ると言う敦さんに、驚いてしまった。
裕也さんもそう思ったみたいで、やはりとても驚いた顔で敦さんを見ている。