まりあ pv数1000000(祝)御礼企画 ~短編小説~
「チュッ」
「お、お前…」
この音は、私と裕也さんがキスした音ではない。
敦さんが突然、裕也さんにキスしてきたのだ。
「おれも上書きキス~ッ!」
「…お、…お前がキスしても意味がねぇんだよッ!!!」
ゴンッ---
「い゛だッ!」
裕也さんからゲンコツを頂いた敦さんは、目に涙を溜めながらも顔が笑っていた。
「これって裕也からの愛のムチ?」
「はぁー…。お前もううるさい。帰れッ」
「冷たいなぁ。…でもそんなお兄ちゃんも大好きだよ」
「それは前世の話しだ…って、離れろ」
「兄弟の絆は、海より深し。前世も今も関係な~い」
ハァーと溜息をはく裕也さんの隣にいた敦さんが、今度は裕也さんに抱きついた。