まりあ pv数1000000(祝)御礼企画 ~短編小説~
「敦さん、ありがとう」
そう言って私は軽く敦さんの背中をポンポンと叩いた。
これも昨年同様、私から敦さんへのお返事だ。
「離れろ」
「おっと」
裕也さんが敦さんを押しのけると、私を抱きしめてきた。
敦さんを睨む裕也さん。
その顔さえ、整った顔立ちの裕也さんはカッコ良くて見惚れてしまう。
「じゃ、また明日ね~」
「もう、来んな」
「ははっ…。じゃ、まりあちゃんもバイバーイ」
「気をつけてね。また明日、現場で」
さっと踵を返し去っていく敦さんの後姿を見送っていると、不意に頭上から視線を感じ見上げた。
「どうしたの?」
「敦のこと、迷惑だったら言ってくれよ」
「ううん。凄く楽しいよ。…それに二人が一緒にいるところを見ると、前世の事を思い出して懐かしくなるし」
「…そうだな」
どこか遠い目をする裕也さんの頬に、キスを落とした。