優しい彼
だるそうな顔を遥香に見せつつその手紙を受け取った。
手紙を見ると差出人は斜め後ろの席の金持ちでキモい宮津君だった。
「ハズレか…」
私はそう呟くと両手で宮津君に手紙を返した。
こんな可愛らしい言葉を添えて…
「宮津君♪ごめんねぇ。るな、好きな人いるのぉ(嘘)☆これからもお友だちでいてねぇ」
宮津君は、納得しない顔で
「なんで?」
と聞いてきた。
いやいや、今理由言いましたから。
そう思いつつも笑顔で
「大好きな人がいるの☆」
ともう一度言うが聞く気がないらしく、何度も同じことを聞いてくる。
どうやら物わかりの悪い奴らしい。
ため息をつき、遥香を見た。
だが、ニコニコと面白そうにこのやり取りを見ている。
おい!こう言うときは助けてよ。
アイコンタクトで伝えようとするがどうやら伝わってないらしく手を振ってきた。
どうしようもないと思いつつ悩んでいると天が味方をしたのか丁度チャイムがなった。
授業が終わり
「それじゃぁ☆」
と言って廊下に逃げようとした。
だが宮津君のベタベタする手が私の手を掴んだ。
キモくても一応男。ふりほどけるはずがなかった。
仕方がなく最後の手を使うことにした。
手紙を見ると差出人は斜め後ろの席の金持ちでキモい宮津君だった。
「ハズレか…」
私はそう呟くと両手で宮津君に手紙を返した。
こんな可愛らしい言葉を添えて…
「宮津君♪ごめんねぇ。るな、好きな人いるのぉ(嘘)☆これからもお友だちでいてねぇ」
宮津君は、納得しない顔で
「なんで?」
と聞いてきた。
いやいや、今理由言いましたから。
そう思いつつも笑顔で
「大好きな人がいるの☆」
ともう一度言うが聞く気がないらしく、何度も同じことを聞いてくる。
どうやら物わかりの悪い奴らしい。
ため息をつき、遥香を見た。
だが、ニコニコと面白そうにこのやり取りを見ている。
おい!こう言うときは助けてよ。
アイコンタクトで伝えようとするがどうやら伝わってないらしく手を振ってきた。
どうしようもないと思いつつ悩んでいると天が味方をしたのか丁度チャイムがなった。
授業が終わり
「それじゃぁ☆」
と言って廊下に逃げようとした。
だが宮津君のベタベタする手が私の手を掴んだ。
キモくても一応男。ふりほどけるはずがなかった。
仕方がなく最後の手を使うことにした。