友達が童貞を卒業したので僕も童貞を卒業しようと試みましたがそれはとても難しい事でした
でもまぁ羽山可愛いし
仮に援交とかしてても
そんなに違和感ないよなーと
ボーッと羽山を見ながら考えていた。

―昼休み―

「なー凜斗さん?」

「ん?」

凜斗は昼飯のパンを食べながら
俺を見た。

「どうやったらモテるんですか…。」

俺はじっと凜斗を見つめる。
凜斗程モテなくていいから
せめて彼女の一人二人つくれるぐらいには
モテたい…。

凜斗はまだ諦めてなかったのかと言わんばかりの
表情をしながらしばらく考え

「まずイメチェンしたらええんやないかな」

と俺に提案してくれた。

「むしろ羽山に童貞卒業をお願いするか。」

「それだ!」

俺は勢いよく立ち上がり
凜斗を置いて屋上を後にした。

「いやっ…冗談やでー…。」

なんて声も聞こえずに。

俺は教室に戻ると帰り支度をし
教室に居た友達に
帰るから先生によろしく!
と伝えて学校を出た。
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