友達が童貞を卒業したので僕も童貞を卒業しようと試みましたがそれはとても難しい事でした
とりあえず美容院に行って
髪を綺麗にしてもらった。
そして普段は邪魔で身につけない
アクセサリーも買ってみた。

明日からの俺はいつもの俺とは違う。
明日からはモテモテの完治君です!

―次の日in教室―

おはよーなんて言いながら
ぞろぞろと生徒たちが登校してくる。
おかしいな…女の子が誰も話しかけてこない。
俺の予想では登校した瞬間
女の子の黄色い声援に包まれるはずだったのに…

「「「キャーッ!!!」」」

来たかっ!?と思いながら声がした廊下を見ると

凜斗君だった…。
お前かよ…。

凜斗は教室に入り真っ直ぐ俺の方に来た。

「あら、早速イメチェンかいな。」

「でも誰も話しかけてこないンゴ…」

俺はしばらく凜斗に慰められていたが
朝飯を買ってくると行って教室を出た。

購買までは渡り廊下を通らなければ行けない。
ダルそうに渡り廊下を歩いていると
羽山が居た。

「あっ、羽山。」
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