幼なじみと秘密の時間
「ありがとう!うれしい」


「良かった。今はこれしか買えないけど。
何年か後にもっとすごいダイヤプレゼント
する」



「え?…それって…」



和弥を見ると、嬉しそうに私を見つめていた。
その優しい笑顔を見て、自然に私の目から
涙が零れた。




「待ってるね…私も頑張らないと…」



レストランを出て、キレイなイルミネーション
の夜道を2人で歩いた。



私の手の指輪も、イルミネーションと一緒に
キラキラと輝いていた。





地元に帰り、家に向かって歩いていると
曲がり角で誰かが近付いてきた。



一瞬ドキッとすると、よく見た人物だった。


「よ!今帰りー?」


「祐希」



祐希だった。



和弥も驚いていたが、口を開いた。









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