幼なじみと秘密の時間
振り向くと、美人でスーツを着た女性が
にっこり笑って立っていた。



「突然すみません。お二人共、とっても可愛い

ので、思わず声を掛けてしまいました。

私、ファッション雑誌milkの編集部の片桐と

申します。良かったら、読者モデルのお話を

聞いて頂けませんか?」




丁重に、名刺を差し出しながら
話をしてきた。




「雑誌のmilkー?あのmilkですかー?」



舞が叫んだ!

milkとは高校生向け、雑誌で大人気の雑誌。
私と舞も、毎月買っている。




「ご存知ですか?恐縮です。」


「ウソーうれしい!」


「読者モデルって、本当にスカウトなんです

か?こーやって、素人に…」


「そうですよ。主に私が、スカウトしています」


「そーなんですか」


「話だけ聞くでもいいですか?」


「もちろんですよ。あちらのカフェで、

お話させて頂きますね」




片桐さんに連れられて、カフェに入った。







  
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