幼なじみと秘密の時間
私の家の近くの公園に着くと、
祐希は1番奥の道路からは視覚になる場所まで
歩いて行った。


「祐希?どこまで行くの?」

「あー誰か来たら嫌だなーって。

せっかくの2人の時間、邪魔されたくないし」

「え?」

それって、明らかに誰かのことを言っている
気がする。
今まで、そんな言い方をするのを聞いたことないし。

「あ、ここ座らない?」

「あ、うん」


公園の1番奥。
その前には、大きな遊具がある。
その遊具の場所に腰を下ろした。


「あー風が気持ちいいね」

「うん、そーだね」


私は祐希のことを観察しながら、返事をした。



すると、いきなりメールがなった。


『いつ帰ってくんの?』


和弥から、いかにも早く帰れ!っというメール。


どーしよう…。

「誰?大丈夫?」


「あ、お母さん。少し遅くなるって

メールするね」


ウソをついてしまった。


私は、とりあえず『もう少ししたら帰るよ』と
返信した。



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