幼なじみと秘密の時間
地元の駅に着くと、祐希は少しためらい
ながら言った。


「公園、寄ってかない?」


「公園?」


「あっ!でも疲れてるか?」


「うーん、疲れてはいるけど、大丈夫だよ。」


祐希は、少し下を向いて頭を掻きながら


「もう少し一緒にいたいな。
また、明日から部活だし」


「うん、いいよ」


私は、いつもと少し違う祐希の態度に
少し戸惑ったけど、祐希の寂しそうな顔を
見ると断れなかった。



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