幼なじみと秘密の時間
「そういや、今日パフォーマンス中
オレの口パク、わかったんだ?」


和弥は、学校でのことをニヤニヤしながら
聞いてきた。



「私が焦るのわかってて、何であんなこと
するのよ!」


「蘭が焦っているの、見たかったから。
それにオレからしたら、お前のキスマークだけ
目立ってたけど?明らかにねー」


「当たり前でしょ!自分で付けたんだし。
でも、他の人にはバレてないと思う…」



そこまで言って、私はハットした!!!



「どーした?」



和弥も不思議そうに聞いてくる。



「舞にね、和弥に、リアルなキスマーク
付けられてきたんだ!って言われたんだった…」


「マジ?さすがだなーーー」


「感心してる場合じゃないでしょ!?
あーそっか、今日は祐希待ってたし
明日こわいーー」



私がオロオロしてると、和弥がゆっくり私を
抱き締めた。


「もう、いいじゃん。
オレは、バレても構わないし」


「構わないって。まぁ舞は、言いふらすとかは
しないけど…」



私は、和弥の気持ちを聞こうと決心した。





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