幼なじみと秘密の時間
みんなが集まった頃、うるさいトリオが
入ってきた。

その中に、和弥もいた。



和弥は、私のことをチラッと見ると
私と遠い席に友達と座った。


そのあとも和弥は、チラチラと私の方を見てきた。
珍しいなぁ、こないだ祐希のこと話したから
気にしてるのかもな。
私は、視線が気になるけど祐希と会話していた。


みんなもいるし、気まずい雰囲気には
ならずに安心した。




「カンパーイ!!!」


幹事の声で、一斉に乾杯した!



続々と、自慢の焼き鳥や他の料理が運ばれて
きた。
奏斗が一生懸命働いてるのを、舞が
ちょっかい出していた。
微笑ましいなぁ。


私が見ていると、祐希が私に焼き鳥を取って
くれていた。


「ありがとう!ここの焼き鳥ヒサビサ!」


「俺も。味噌付けんのが最高だからなー」


「本当、やみつきになるよね!」



そこに、奏斗がそろーりそろーり
入ってきた。


「みんなー飲みたいヤツ集合ーーー!!」

ジェスチャー大きめ、声は小さめで叫んでいる!
何やら、隠れて何かを持ち出してきた模様。



「奏斗、大丈夫かよーオヤジにバレたら
殴られんぞ!!」


「じゃあお前にはやらねー」


和弥を始め、男子が周りにたかって、
貰うのを待っている。


「祐希も、もらってきたら?」


「だな、行ってくる」


祐希も仲間の中に入って行った。


ふぅ。私は誰にも気が付かないように
小さくため息をついた。


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