おくすりのじかん
懐かしい香りがした。

香だけは変わらない・・・・・・。


「懐かしい匂いがする」


「祥子さんが好きだったからずっと
このコロン使ってるんだ」


「そう」


心が癒される。


「まさか会えるって思ってなかったから」


「俺は会いにいくつもりだったよ。
ただここで会えたら チョコが俺たちをまた
引き合わせてくれる気がして・・・・・・・」


涙があふれてきた。



「私 喜んでいい?」


「俺も……待っててくれたって思っていい?」


凜太郎の胸から顔を離して
見つめ合った。



「ずっとずっと会いたかったの
王子様を待ってたの・・・・・・・
すっかりおばさんになっちゃって恥ずかしいけど」


「想像してた通りに輝いてるよ
俺のシンデレラ・・・・・・・」



あの夜最後にキスをしてから
どれだけの月日が過ぎただろう。


愛おしい唇を感じて 涙で顔がぐちゃぐちゃで


「しょっぱい」

凜太郎はそういうと私の流れる涙に唇を這わせた。
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