おくすりのじかん
「あ・・・・・・」

あの窓から顔を出す凜太郎は少年のイメージだったけど

そこから顔を出した凜太郎は
もう大人の男の顔をしていた。


「久しぶり」

声もあの時よりずっと低くて 凜太郎はすっかり
違う男性になってしまった気がした。


「久しぶり」

私もそう答えた。


「ちょっとそこで待ってて」


そう言うと 凜太郎は窓を閉めた。




ドキドキ心臓がこんなに
震えるのは 凜太郎との再会を喜んでいるから



手が冷たくて息をかけた。


カシャカシャ落ち葉を踏みしめる音が近づいてきた。


心が躍った。


「ここで会える気がしてた
めっちゃうれしい・・・・・・・」


生やした髭が男らしさを感じさせた。


「おかえりなさい」


私は微笑んだ。


「ただいま」


近づいてくる凜太郎に抱きつきたい衝動を
必死に抑える。


「会いたかった」


抑えた気持ちを一緒に凜太郎に抱きしめられた。
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