3つかぞえて、君と青
夜の闇を彩るお祭り風景はまぶしいくらい鮮やかできれいだ。
今は千樫も譲もいない。
わたしはぐっと結伊の手首をにぎった。
「はぐれちゃいそうだね」
言い終わったあとに、すこし言い訳じみてたなと頬が熱くなった。
「よろしければ手を繋いでもいいですか」
結伊はわたしが恥ずかしがったことに気づいたのか
ふざけたようにそう言って、手をにぎった。
まあ、はぐれちゃいそうだからね
言い訳のように彼もそう付け加えて
わたしたちは同じように笑う。