~D*A doll~
声のする方を向くと、そこには一つの空席が。
で、あたしを誘った男は……まぁ、顔はましな方。
でももちろんチャライ。
……これは、少なからずチャライのと関わらないと無理だな。
免疫力を付けなければ。
「ほんとぉ?あたし、そこに行ってもいい?」
笑顔が引きつらないように必死で口元を上げる。
「もっちろん!」
「は!?おめぇ、ずりーぞ」
「ざけんなよっ!俺の隣でいいだろうが!」
……まぁ、その席でいいでしょう。
あたしはスタスタと歩いてその席へと行った。
途中、女が足をひっかけようとのばしてくれたが、逆に踏み返してやった。
「あれ、ごめんねぇ?」
そんなぶっとい足、引っかかるわけないじゃん。
そして荷物を机の上に置いて、隣にニッコリ。
「あたし、まだ何も分からないからぁ…よろしくねっ?」
真っ赤になった顔を見て、満足感を覚え、ふと逆の隣を見る。
そこには……先ほど一瞬見えた、赤髪の男がいた。
……この赤色と、短い茶色。
もしかして…。