~D*A doll~
もう呼び出されることなんて慣れた。
だから穏やかにかわす方法も学んだ。
「し、仕方ないわね…。それで今回は…が、我慢してあげるわ。だから……遼様には手を出さないでっ」
「……遼様?」
「そ、そうよ!遼様よ!遼様は私たちが手に入れて見せるんですから!!なんていったって、聖龍の幹部よ!?こんなおいしい話……めったにないわよ!」
……遼様って、やっぱり隣の奴か…。
「…じゃ、その遼様…?には手は出さないであげるわぁー。どーせ、もともと興味無かったし」
ここでも、首をかしげてニッコリと。
「そ、そう…。あ、貴方、意外にいい人ね?」
……バカバカしい。
こんな人たちに、良い人なんかって言われるあたし…。
呼び出しなんかしてるくせに、なにが良い人よ。
こんな呼び出しまでして牽制かけるってどれだけ自分に自信がないのよ。
「そりゃどーも。じゃ、あたしは…遼様?以外と仲良くするから、邪魔しないでねぇ。」
そう言って突っ立ってる5人の傍を通って中庭を抜けた。