スカイ×ブルー





『俺、強くなりてぇ・・・』


俺は言った。


『強くしてやろっか?』



いたずらっぽく輝は笑った。



『ど、どーやってだよ!?』


『強い奴って言うのは、人を弱さを理解し、認められる ここが強い奴だ』

そう言い輝は拳で左胸を叩いた。


『心・・・』


『生物学的には、本当に強い人は自分の弱さを知ってる人』

生物学的とか難しい言葉使うなよ。



人の弱さを認め、理解できる。
自分の弱さを知ってる。

それが強い人なのか。


『自然界の中では人間が一番弱いんだよ。 でも弱いからこそ考え知恵を生むから地上では最強なんだって』

人間が一番弱い?
そんな事考えた事ねぇし、思った事もないな。


『俺強い人に慣れるかな?』


『お前の腕っ節なかなかのもんだったよ』


『プロでもないのにそんなの分かるのかよ』


『ああ、分かる。 喧嘩には自信ある』


輝の瞳は嘘をついているようには見えなかった。



『暴走族・・・入らねぇか?』



俺は暴走族の世界に足を踏み込んだ瞬間だった。


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