スカイ×ブルー
誰かに聞いてほしかったあの恐怖を・・・・
誰かに聞いてほしかったこの思いを・・・・・
全部、輝に言った。
全部吐き出した。
泣きたくなった。
吐き気も襲った。
それぐらいあの時の記憶は俺にとって地獄だった・・・・・。
“死にたい”
とさえ思った。
『辛かったな』
本当に心からそう思っているか分からない。
相槌がなかったから話を聞いていたかも分からない。
だけど、この時の俺にはそのちょっとした言葉が開放感をくれた。
思ってないくせに、って思う事もなかった。
すごく嬉しかった。
そして輝は言った。
訴えられる事を・・・・。
でも俺は断った。
あんな事をされたと警察に言う事が・・・
男なのに逃げられなかった事を、他人に知られるのが恐かったし恥だと思った。知られたくなかった。
断った俺に輝は何も言わなかった。
同情するわけでも、大丈夫、って言うわけでも。