キミが、好きです ~茜色の空の下~
俺は結局、莉歩が見つけたネックレスを買った。
外に出ると、
さっきよりも冷たい風が肌を突き刺す。
「っ、叶多……本当は、行って欲しくないけど。
……頑張れ」
悲しそうに笑った莉歩の頭を撫でて、
こころん家に向かった。
悲しそうな顔にさせたのは、
俺のせいか………。
こころも、莉歩も………………。
――――ブー、ブー。
ポケットで震える携帯。
【着信:拓】
「……もしもし」
《叶多。怒ってるかもだけど、俺は……吉岡に変な気持ちはもってねぇからな》
「別に、怒ってねぇよ。
さっきは、悪かったな……」
静かな街路に声が響く。