キミが、好きです ~茜色の空の下~
「だから、俺が悪いんだって。
俺のせいで……こころを傷つけたんだ」
「そうだよ、叶多のせいなんだよ」
「だから、ココは素直に受け止めなよ?」
2人は俺に便乗して
言いたい放題だし……。
まー俺が悪いからいいんだけど。
「えッ…、そう…かな……」
そんな困った顔をみるのも……
最後になるのかもしれない。
だんだん、怖くなってきた。
こころと離れたくない気持ちと、
潔く離れなくちゃいけないという気持ちが
混ざるんだ。