ナナイロのキセキ
(あーもうっ!本当にいやなんですけどっ!!!)


私はぐっと力が入る。

「いてて・・・!」

「あ!ご、ごめんなさい・・・。」


(しまった・・・。思わず力いっぱいつかんじゃった・・・。)


公私混同はいけない、公私混同は。

私は咳払いをひとつして、なんとか冷静さを取り戻す。

「本当に、今後も連絡はできませんから。」

「・・・それは、彼氏がいるからってこと?」

「・・・。」


(いてもいなくても、関口さんにはしないと思うけど・・・。)


私の無言を肯定ととったのか、関口さんはそのまま続ける。

「彼氏って、昨日、オレがすれ違った人でしょ?背の高い、インテリメガネ。」


(むっ!!)


亮一さんのことだとわかるけど、関口さんに言われると、必要以上にムッとしてしまう。

「・・・やっぱそっか。ふーん。やめとけば?冷たそうじゃん、あの人。」


(はっ!?)


「めちゃくちゃやさしいですけどっ!!!」

関口さんの言い分に、私は心底怒りを込めて反論する。

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