ナナイロのキセキ
私の愚痴を、ただひたすらに聞いてくれる有馬さん。

「・・・でも万が一、してたらどうしようって、

思うんですよ・・・。」

「え?」

「亮一さん、浮気とか・・・。」

「えーっ!?ないでしょ坂下さんに限って。」

「でも、あんなにかっこいいんですよ?

だから3日も連絡ないのかなって・・・。

私のことなんて、どうでもよくなっちゃったんじゃないかって・・・。」

ぐすっぐすっと、涙と鼻水が混じってぐちゃぐちゃな私。

「はいはい、大丈夫だよ。のろけなんだか愚痴なんだか・・・。

きっと、いろいろ考えて連絡しようと思ってるんだよ。

明日あたりに連絡あるかもよ?

自分からしてもいいんだし・・・。

メールの文章、一緒に考えてあげようか?」

有馬さんは、私の背中をポンポンしながらさすってくれる。

「はい・・。うう、ぐすっ・・・。」

そう言ってカバンからスマホを取り出すと、

着信ランプが点滅していることに気が付いた。

「えっ!?」

急いで相手を確認する。

それは、ずっと待っていた人からのものだった。

「亮一さん・・・!電話と、メールも・・・。」



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